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生かすとは?

[ 110] 江差いにしえ街道
[引用サイト]  http://www.hokkaido-esashi.jp/sightsee/jigyo

全国的に画一的な都市化が進む中で、地域社会の文化、伝統を生かし、まちに個性を取り戻し、豊かな生活環境をつくりだそうという気運が全国で盛り上がってきています。
北海道においても、景観保全・整備のための条例の制定をはじめ、歴史的な建造物や古い街並みを生かし、新しい魅力をもった都市づくりを進めていこうという動きが高まってきました。
このような動きの中で、北海道は昭和63年から新長期総合計画をスタートさせ、この計画の中で15の戦略プロジェクトを位置づけ、新しい都市環境を創造する戦略プロジェクト「歴史を生かすまちづくり」を始動しました。
「歴史を生かすまちづくり」は、北海道では、開発の歴史は浅いが本州各地や欧米などからもたらされた文化が混在して形づくられた、全国的にもユニークな多くの文化的遺産や歴史的環境が残されており、これらを道民全体の財産として、保全し掘り起こしてまちづくりに生かし、個性的で新しい魅力ある都市づくりをすすめるとともに、地域住民の連帯感や郷土愛を高めて、新しい文化や産業をもった活力ある地域を形成することをねらいとするものです。
「江差の5月は江戸にもない」と、その繁栄をうたわれた江差町は、北海道の中でも早くから和人の往来があり、最も早く開港した港町の一つで、17世紀からの日本海航路北前船の活躍を基盤に、檜材交易そしてニシン漁とニシン取り引きによる隆盛は明治初期まで続きました。
この極めて古い歴史を持つ江差には、ニシンと檜材に関連した産業建築ともいえる問屋、蔵、商家、町屋、社寺などの歴史的建造物や史跡、旧跡が数多く残されています。
江差町では、以前からこれらの歴史的資源を生かして活性化を図ろうという動きがあり、町では平成元年6月に、特に歴史的資源が数多く集積している下町地区「中歌、姥神町一帯の旧国道沿い地区」(通称いにしえ街道)に対して北海道戦略プロジェクト「歴史を生かすまちづくり」の「歴史を生かす街並み整備モデル地区」の指定を受けました。
町では、「江差町歴史を生かすまちづくり推進委員会」を設置し、そのなかでの論議を基に、町としての意見を道に提出し、平成2年11月には、このモデル地区の整備の基本方向を示す「歴史を生かす街並み整備モデル地区ガイドプラン」の提示が道から町になされました。
町は、このガイドプランを、地域住民・推進委員会・議会等の承認を受け、今後のモデル地区の整備の基本として捉え、以降、具体的な整備方法・事業について検討をしてきたところです。
「歴史を生かすまちづくり」事業は、ハードからソフトまで幅広い分野にわたるプロジェクトのため町では、平成3年からの10ヶ年計画である第3次江差町総合計画との調整の上で、総合計画の各項目の具体的実施事業との位置づけで各種の事業を推進しています。
昭和63年からスタートした「北海道新長期総合計画」は、その計画に盛り込まれた事業がほぼ実施されており、先導的役割を果たしたものと考えられ、平成10年3月(平成9年度)をもって終了することになりました。
このことに伴って、この計画の中の戦略プロジェクト「歴史を生かすまちづくり」についても、体系的な取り組みがやめられ、必要事業が一般施策として関係部門に位置づけられていくことになりました。
今後、歴まち事業は、平成10年度からスタートする北海道の新しい総合計画のなかの「文化」「生活環境」「快適環境」の部門に位置づけられ、歴史的、文化的資源の保存、活用の推進が図られていくことになります。

 

[ 111] 「海のギャラリーを生かす会」発足
[引用サイト]  http://www.inforyoma.or.jp/sikai/umigyara/umi.html

去る8月17日の土曜日お盆の最終日でありまた、土佐清水という遠方にもかかわらず、総勢130名余りが参加して毎夏恒例のサマーセミナーが海のギャラリーで行われました。
第一部は「建築に何ができるか」と題して林昌二氏による講演、第二部は「海のギャラリーを考える」というテーマで林氏に加え、黒原和男氏、山本長水氏、そしてコーディネーターには日経アーキテクチャーの青木健氏にお願いしてパネルディスカッションが行われ、建物内外をフルに使ってセミナーが開催されました。
今年の春頃からこの「海のギャラリー」が解体されるのをなんとか食い止めたいと少しずつ準備を進めておりましたが、土佐清水に関係者が集まったこの機会に正式にこの会を形にしようとセミナー終了後に集まって頂き、西村土佐清水市長はじめ地元の主要メンバーも参加してこれからの課題や活動内容・会のあり方等について短い時間でしたが話し合いを行いました。そしてこの会を「海のギャラリーを生かす会」と名付けることとしました。
そして9月2日に第1回「海のギャラリーを生かす会」を行い、様々な意見を出し合いこれからの活動に繋げていこうと取り組みを始めたところです。
しかしながら建物をただ残せば良いという単純な問題でもなく、そこは専門家集団として責任のある提案や活動にしなければならないと皆気持ちを引き締めて臨んでいます。また、この問題については建築士会単独で活動するのではなく、他の建築関係各団体と協力しながら進めていくべきとも考えています。(本来は建築だけでなく総合的な考えが必要ですが)また、「海のギャラリー」は土佐清水市にあり、地元に親しまれる建物としていかなければ意味もないので、土佐清水市民にまず認識してもらうことを大切にしながら進めていきたいと思っています。
ここに今までの決定事項を報告します。少しでも興味のある方は是非ご協力ご参加をよろしくお願いします。
□事務局は本部を建築士会土佐清水支部内に置き、建築士会高知支部内と東京の計3箇所に置き、ネットワークを組みながら進めていく。
□会長は前田平氏(士会青年部会幡多支部)とする。活動費用として、サマーセミナーの講師料を林、青木両氏が全額寄付してくださり、青年部会有志からも寄付を受けております。預金口座を会長名で開くこととしました。
・東京、大阪で開催された「林雅子展」ミニチュア版を土佐清水市で開催し、地元の皆様に「林雅子」氏と「海のギャラリー」の価値を認識してもらうきっかけとする。
昨年亡くなった建築家、林 雅子氏の設計で1966年に完成した「海のギャラリー」が入館者の減少による運営難と、建物自体の老朽化により現在、運営の存亡の危機にあります。
林 雅子氏は1951年に設計活動を始めて以来、雑誌などに発表しただけで120以上の作品を残しておりますが、氏の作品の中で誰でも見ることの出来る公共建築は殆どありません。その意味でも貴重な建築物として、また観光に生きる町の観光資源の強化とも考え、我々高知県関係者として、建築に携わる者として、この「海のギャラリー」を存続させるための修復に役目を果たしたく、保存活動への企画を立ち上げるものです。
ここでは日経アーキテクチュアに掲載されている内容と取材を行った編集者の話を抜粋し説明します。
1966年に完成当初や、昭和天皇が訪れた1970年代には年間3万人の入館者を越え、その後西に1km程の国道321号沿いに大規模な駐車場を設け、海中展望塔の足摺海底館、水族館の足摺海洋館などが次々に整備が行われた。この事に依り観光コースに変化が生じ観光客の立ち寄る場所も西側に移ってしまう。そして建物自体のコンセプトの中でも重要なトップライトが漏水を理由にビニールシートで覆われてしまい、館内が暗くなりイメージダウンとなってしまった。これに続き定期観光バスの休止という事もあり現在では1300人程度の入館者に留まっている。
昨年には長年、経営を市から委託されてきた土佐清水市開発公社が赤字を理由にギャラリーを市に返上した。
昨年、夫である林 昌二氏や第一工房の高橋氏、東京大学教授の藤森氏、四国建築家協会四国支部長の上田氏他30名程が現地見学会を行い、その後、開かれたシンポジウムには西村伸一郎土佐清水市長も出席し、自治体も何らかの手だてを行いたいと表明しております。また土佐清水市出身で東京在住の方が東京の高知県人会に呼びかけ寄付金を募り、市に修復保存を促す意向をも伝えたいとの申し出もあります。
林氏自身も構造家などと協議し修復費用の算出を行っていますが、実際には建物自体の修復作業に加え、展示の見直しを含めた改修が望まれています。
上記にもありますように、今回のこの活動には林氏本人が携わり、また専門家が検討を進めている実状もありますので、林氏と連携を取りながら地元土佐清水市・高知市・東京の3ヵ所に事務局を置き、保存活動の場とすることとしたいと考えます。
この活動を行うことで、「海のギャラリー」の所有者である土佐清水市住民が意識を持つと共に、この保存活動が市民・県民運動となり、あらためて「海のギャラリー」をはじめとする観光資源等への意識を高めることを通して、行政への働きかけとなることを目的とします。
・海のギャラリー、私たちの家、草崎クラブ、橋がかりの家、霞ヶ浦の家、高原夏の家(青焼製本図面)
<主 催> 「海のギャラリーを生かす会」 <共 催> 土佐清水市、高知県建築士会、高知県建築設計監理協会、

 

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